心身をととのえるバスタイム。スキンケアの視点からも、入浴時の温度は、高い温度ではなく40℃くらいの温度が保湿にはよいとされています。
昨今の生活様式では、機密性の高い住宅が増え、エアコンが普及したことにより、室内は非常に乾燥した状態になっています。そのため、角層の表面から失われる水分量が増え、皮膚の乾燥状態が生じやすくなる傾向があります。湿度が50%を切ると、肌はダメージを受けやすくなります。さらにメイククレンジングと洗浄剤による「ダブルクレンジング」により、角質の保湿機能を担う皮膚表面の脂質が除去されて、乾燥状態が助長されます。また、紫外線の影響や、緑地の減少により湿度が低下することなども、肌乾燥と関連があると言われています。
荒れて乾燥した肌は、キメが乱れ、角層が肥厚し、古い角質層がはがれにくく、くすみが目立ちます。「肌周期」が乱れ、肌の水分保湿力は低下し、角層のバリア機能も低下し、外部の刺激を受けやすくなります。目尻や口元に小ジワができやすくなり、ハリや潤いが失われ、透明感が無いくすんだ肌になります。特に顔面は、常に露出されているため外部の刺激による影響を受け、刺激性皮膚炎が生じやすい場所です。
食生活では、必須脂肪酸の不足が肌乾燥の原因となります。必須脂肪酸とは、人の体に必要であるものの、体内で合成されないため食品として摂取する必要がある脂肪酸のことです。必須脂肪酸である、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸が不足すると、乾燥肌やカサつき、皮膚が薄くなるといった皮膚疾患を招きます。
肌乾燥の対策として保湿剤を利用する人もいます。この保湿剤は、必ずしも化粧水、乳液、クリームなどの全てを塗布する必要はありません。肌質をはじめ、年齢・季節・使用者の好みなどで選びましょう。大切なのは保湿剤を使用する以前の問題として、過度の洗浄で皮表膜を除去しすぎないようにすることです。
日東メディック株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長 中井 龍、以下「日東メディック」)は、2020年11月20日(金)に、肌周期から健康を支える「肌周期研究所」を設立しました。
昨今の生活様式では、機密性の高い住宅が増え、エアコンが普及したことにより、室内は非常に乾燥した状態になっています。そのため、角層の表面から失われる水分量が増え、皮膚の乾燥状態が生じやすくなる傾向があります。湿度が50%を切ると、肌はダメージを受けやすくなります。
肌周期どれだけ回ってる?