
肌周期が長くなる原因のひとつに「ホルモンの乱れ」があります。ホルモンの乱れは不規則な生活、ストレス、過度なダイエットなどが原因となります。そのため、バランスのとれた食事や睡眠を心がけた生活を送るよう気をつける必要があります。
メイクアップはしっかり落としていますか? 皮脂や汗は、皮膚バリア機能のひとつとして、皮膚の状態を正常に維持するために欠かせません。しかし時間が経つと皮脂は酸化し、皮表膜はメイクアップ料や埃と混ざり合って汚れとなります。メイクアップ化粧で使うファンデーションや皮脂はいわば「強固な油汚れ」なので、除去しないと刺激性皮膚炎などの皮膚トラブルになる可能性があります。
一方で、メイク落としはやりすぎると自身の皮膚もはがしてしまうことにつながります。洗顔やクレンジング後につっぱり感や乾燥する人は、‘落としすぎ’のサインです。洗顔後もつっぱらないクレンジングを選び、こすらないように洗顔し、多量のぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
保湿などのスキンケアも大切です。肌の水分含量の低下を保護するために、ローション等を塗布することで、肌からの水分蒸散を防げます。よって、スキンケアの頻度が高いと、角質水分量が高まることが予想されています。
日ごろ、乾燥やつっぱりを感じ、チリチリした感じを顔に感じる人は、「肌周期」が乱れている可能性があります。敏感肌の機序として考えられているものとして、知覚神経過敏、皮膚バリア機能障害、血管反応性の亢進、アトピー素因などがあります。 温度変化、風、日光、化粧品などの刺激や、感情・ストレスなどの影響、月経周期などの様々な変化でチクチク、ピリピリ、ほてりなどを覚えることがあります。自身の肌の様子を観察して、刺激になるものを少しずつ避けていくようにしましょう。
心身をととのえるバスタイム。スキンケアの視点からも、入浴時の温度は、高い温度ではなく40℃くらいの温度が保湿にはよいとされています。
一般的に、医薬品などの有効成分が人体に作用するメカニズムのことを「作用機序」といいます。保湿剤は、作用機序の観点から、「エモリエント」と「モイスチャライザー」に分類されています。